

松井玲奈さんの新作小説お渡し会、そしてPerfumeライブ参戦のため名古屋に遠征してきました。名古屋最高。I LOVE NAGOYA. ずっとずっと名古屋推し。
今回の遠征は最初にPerfumeが決まっていて、その後に松井玲奈さんの予定が入ったカタチ。お渡し会は土曜の午前中なので、行けないこともない。でもコレ当日だいぶ早起きしないと間に合わないなーどうしようかなーと迷っていたところにPerfume@エコパアリーナでのあ~ちゃんのMCがブッ刺さり。
「推しは、推せるときに、推せ」
まさかね、この名言があ~様の口から飛び出すとは。わかりました。行きます! ということでお渡し会に申し込んでバッチリ当選。6時起き、7時半の新幹線で名古屋に向かいました。しかしこんな朝っぱらから自由席はほぼ満席って、世の中の皆さんは朝活好きすぎかよ? とはいえギリギリ座れて、なんとか小説を読み始めることができました。
読み始めてすぐに感じましたが今作はマジで傑作ですね。オーラが出てます。芸能界がテーマということで、松井玲奈さん自身の実体験に裏打ちされた「本物」感がマジパネェ。アタマの中に取り込んだ文章がリアルタイムで映像に変換されるこの感じ? 発売前の取材で玲奈さんから「私だから書けたと胸を張って言える作品」というコメントがありましたが、なるほどこういうことかと。確かにこれは「外のヒト」がどれだけ取材を重ねても無理。100%のノンフィクションを書けるヒトが書いたフィクションなんて、そりゃ凄いに決まってる。
そんなこんなで150ページほど読み進んだところで無事、名古屋着。ホテルに荷物を預けたらお渡し会の会場、星野書店さんに向かいます。大嫌いな早起きをした甲斐あって、だいぶ余裕のある時間ですね~僕にしては珍しい(笑)とりあえず店内でF1雑誌を立ち読みして時間を潰していると整理番号が若いヒトたちの列が動き始めました… って、おや? なんでみんな紙チケを提示しているんだ? 電子チケじゃなく? チケットぴあの「Myチケット」には特にQRコードとかは表示されていないものの、引き換え番号がありますし、なにより「当日までにやること」欄に何もナシ。え? え? どういうこと?
なんだかヤバイ空気が漂い出したので「チケットぴあ 発券」で検索してみます。すると…… ああなるほど、この引き換え番号は紙チケの引換券であって、これでお渡し会に入れるワケではないと。紙チケを手に入れるにはセブンイレブンのレジで提示すれば良いと。はいはいそういうことねー。幸い僕の整理番号はかなり後ろの方なので、今から行けば十分間に合う。大丈夫。焦るな、まだ慌てる時間じゃない。「近くのセブンイレブン」で検索。
ほう、歩いて10分ですか。まぁ ちょっと急げば大丈夫。都会のビル街あるあるでGPSが若干心許ないけどさすがにセブンなんてすぐ気付けるはず…… あれ? ないな。見当たらない。Googleマップのルート案内は「完了」になっているのに、ない。セブンがない。仕方なく別のセブンを検索し直して再び移動。ってかこの(ピー)GPSマジ使えねえ。こっちか? いや違う。あっちか? 普段はいくらでも見つけられるコンビニが、探すとなぜか見つからない。なんですかこの現象? 15分以上タイムロスしてようやく発見。
レジには外国人女性が2人。うーむなんか嫌な予感。でもさすがに発券処理なんて何度もやっているでしょうから大丈夫だよね? わからんとか言わないよね?
店「アー、コノバンゴウ、ハッケンデキナイデス」
F(ピー)K
ヤバイヤバイヤバイ。どうする? 今さらだけどチケットぴあは「発送済」ってなってるぞ。ということはまさか僕はお渡し会に参加しないことになってるってこと? 当選したのに? なんでなんでなんで? おかしい待て落ち着けまだあわわわわ慌てる時間がああああヤバイヤバイ。
そうだセブンイレブンからの発券方法を検索してみよう! うんうん! そうだよ最初からそうすれば良かったんだよミスったなー。「セブンイレブン チケットぴあ 発券」で検索してと。なになに「チケットぴあの引き換え番号では発券できません」ってマジかそんなことあるの? あ! つまりこれは星野書店さんに行けば良いということ? そうかあそこのレジでこの引き換え番号を見せればいいんだな? それでチケットを貰えるんだ。そうだよ! そうに違いない!
この時点で僕の整理番号の集合時間10分前を切っていましたが、ここからまた走って戻ればまだ間に合う。いや頼む、間に合ってくれ。ここまで来て松井玲奈さんに会えないなんてあり得ない。そんなことはあってはならない!!
……間に合いました。だいぶ息は上がってるけど大丈夫。落ち着いて、あのレジにこの引き換え番号を見せればきっとチケットを貰える。そうすれば松井玲奈さんに会える。大丈夫。
ペ「すみません、チケットの発券をお願いしたくて」
店「えーっと、あ、これは…… ちょっと待っていただけますか?」
ペ「あ、はい」
別の担当の方が来られまして。
店「当選メールって出せますか?」
ペ「はい、これです」
店「この下の方にですね、セブンイレブンでの引き換え番号がありまして」
ペ「え?」
店「これでチケットを発券できるんですね」
ペ「は?」
店「なので、今からダッシュで行ってきてください」
F(ピー)K
およそ5年分のダッシュをカマシました。疲れました。が、間に合いました。こんなことをしていた僕の後ろにも4~5人いました。そのヒトたちがどういう経緯で遅れたのかはわかりません。もしかしたら既に何回か星野書店さんでのイベントに参加した経験があって、このくらい遅れても大丈夫だとわかっていたのかもしれません。いずれにせよ僕に関しては、計画性がないヒト、説明をよく読まないヒトはこういう目に遭うということが良くわかる事例かと思います。
玲「ありがとう~」
ペ「ありがとうございます!」
ペ「今日から読み始めました! なのでまだ半分くらいなんですけど……」
玲「え? もう半分? はや~い!」
ペ「(笑)メッッッッッチャ良いです!!!」
玲「ありがとう! 感想教えてね!」
ペ「はい! ありがとうございます! ではまた!」
剥がされる前に、自分から終わらせるスタイル(笑)
まあちょっとねー、御本人様に直接伝えるのは恥ずかしいし嘘っぽくなると思ったのでやめておきましたが、読んでて泣きそうになりまして。ひとつは序盤も序盤の、なんでもないといったら失礼ですけど、メインストーリーを補足する回想シーンみたいなところ。マル子の機転で飛ばした台詞を思い出せた舞台の主役に、なぜだか僕自身が絶対絶命のピンチになって、それが救われた瞬間の記憶が重なったという。いや人間、四十過ぎてりゃ絶体絶命って瞬間の一度や二度はあるでしょう? 救われた瞬間の安堵とか感謝とかいろいろ入り混じった感情がもうね、急に。
もうひとつは、ももちゃんが倒れた当時の自身を振り返っているシーン。こちらはお渡し会後、あおなみ線でPerfumeの現場に向かっているときに読んでたんですけど…「Dream Fighter」の「もしつらいこととかが あったとしてもそれは キミがきっと ずっと あきらめない強さを持っているから」という歌詞がぶわ~~~っと浮かんできて。この歌詞ホント大好きすぎまして。オジサンになればなるほど沁みてきてまして。それでちょっともう、目頭の方が? で、このとき思いましたね。
「もしかしたら今日、Dream Fighter歌ってくれるかも」
……歌ってくれました(神)
長くなりすぎましたので、ここで一旦区切ります~~~