

先日、何気なくインスタを眺めていたらホンダのイベントの広告がありまして。なんとびっくり会場は自宅から目と鼻の先。こりゃあ行くっきゃないってことで行ってきました。なおフォーミュラEの東京eプリが開催される週末にガッツリぶつけてきたのは参戦している日産へのちょっとした嫌がらせか? それとも「FE? ウチはF1やってますから(笑)」なんて余裕というかアウト・オブ・眼中的なヤツなのか(たぶん何も気にしてない)
距離的には全然歩いて行けるのですが、あいにくの雨ということもあってクルマで会場入り。中古ですが一応、ホンダユーザーということをアピールする意味でも(笑)しかし、さすがに展示会的なヤツなのでそこまで混むとは~なんて考えは甘すぎました。約2000台分ある駐車場は僕が行った11時前の時点でほぼ満杯。県外ナンバーも多数いましたしやっぱスゲーですねホンダさん。っていうか展示会場は会場内じゃなくて駐車場だった説もあり。あんなにホンダ車率が高い駐車場は世界中探してもあそこだけでしょう(笑)
チケットはあらかじめ電子チケを買っておいたので、大人1人の入場料は500円。でもかなりの割合が紙チケ(当日券)で入ってましたね。紙チケだと1000円なんですが… 世の皆さん、ポイ活やらなんやらで普段はケチケチ生活をする割に、こういうところは節約しないんですね? 謎です。


会場入りしてすぐに目に留まったのはミニカーのトミカとコラボしたシビックタイプR。ちなみにシビックちゃん(FL5)は本当に大人気で、これとは別に展示されていた車両は運転席に座るヒトが永遠に途絶えませんでした。そう、隣に置いてあったRSも人気でしたけどやっぱタイプR。っていうか1割多く払えばタイプRに乗れるっていうなら、そりゃタイプRを買うだろと思うのですがどうなんでしょう? どちらもMTですし操作性に大きな違いはないはず。であれば性能も見た目も圧倒的なタイプRでしょう。RSを買う意味がマジでわからない。
それから僕のお目当てのひとつ、まさかの新型プレリュード。1980年代後半から90年代前半に特に人気だった「デートカー」が奇跡の復活、ということで話題になっていたヤツです。ネットでは「ホンダプリウス」なんて言われたりもしてましたけど近くで見ると全然違いますね。カッコイイ! こういうクルマがもっと増えてくれるといいんですけどねー。近くにいた20~30代の男性2人組が「毎日乗りたいかというとそうでもな」なんて言ってましたけど、それは違います。毎日、毎回、エンジンを掛けるたびにウキウキワクワクできるのが最高なんすよ?
僕はいまだに、シビックちゃん(FK7)に乗るたびにワクワクしてます。



で、お目当てその2。2021年、最終戦のファイナルラップで奇跡の? 疑惑の? 大逆転でマックス・フェルスタッペンが初のドライバーズチャンピオンを獲得したレッドブルのRB16Bと、今年前半2戦で角田祐毅が乗っていたレーシングブルズのVCARB02。
2022年からレギュレーションが大幅に変わったのでそれこそカタチも何もかも全然違う2台なんですけど、実物を見てなにより驚いたのはVCARB02が履いている18インチのタイヤですね。デカすぎにも程があります。そりゃあ、あんなバカデカい(そして重そうな)タイヤを付けるとなったらサスペンションの設計なんてゼロから見直しでしょう。じゃあついでクルマ全体変えちゃえよ、となって今のグラウンドエフェクトカーになった? 僕の中で、F1のレギュはピレリのせいで変わった説が爆誕しました(絶対違う)
………
……これ、どうせショーカーなんだからコクピットに座らせてくれたらいいのに。なんなら1000円いや3000円でも出しますけど!!?


最後のお目当てまで時間があったので、時間潰しと腹ごしらえ。上の写真は「なりきりMotoGPライダー」というヤツで、レース中のコーナリング時と同じ約60度に傾いたMotoGPマシンに跨って写真を撮ってもらえるというモノ。
いやーすいませんちょっとねー、実際やってみるとかなりキツイ体勢でして。ヒジの角度が全然ダメでしたね。本来、右肘はほぼ真っ直ぐになっていて身体全体をもっと左側に投げ出さないといけないのですが…… 表情(隠してますが)はだいぶイイ感じにできたと思いつつも若干、そっちに気を取られてしまったということもあったり(笑)
で、昼メシは屋外会場に屋台が出ているのでそこで~と思ったら、まさかの土砂降り。本当はホンダの社食で出ているというカレーうどんを食べたかったのですが、行列。さすがに雨に濡れながら並ぶのは分別ある大人のすることじゃないだろうと思いとどまりまして、比較的空いていたホンダ=鈴鹿サーキット=三重県グルメの松坂牛ステーキ串&焼肉丼にしました。個人的には久々のガッツリとした牛肉! 美味カタヨー!!

というわけで、改めましてお目当てその3。アイルトン・セナが最後にチャンピオンになったときのマクラーレン・ホンダMP4/6、そのエンジン音でございます。ちなみにカーナンバー2なのでゲルハルト・ベルガーのマシンですけど。ちなみにちなみに、奥にあるのはNSX GT3で真ん中は世界最高峰カテゴリーで年間15戦15勝したという伝説のレーシングバイクNSR500(当時はMotoGPじゃなくてロードレース世界選手権)でそちらのエンジン音も聞けましたけど。
でもねーぶっちゃけGT3とレーシングバイクは完全に噛ませ犬。やっぱF1すげえ。V12超絶マジパネエ。音は空気が振動して伝わるモノとはわかっていても、あんなに揺れるもんかねと。爆揺れすぎるだろうと。いやー凄まじい迫力でした。なんかもう、最後の方の回転上げていったところはちょっと怖かったですもん(笑)で終わってから写真を撮るためにテントに入ったら
暑っ!
暖機運転とはよく言ったもので、いやいやエンジンじゃなくて周りの空気が暖まってるやん。それに排気ガスのニオイまで。うわーありがてえありがてえ、いやー、当時セナも同じニオイを感じていたのかなー。普通に超感激。ホントのホントにありがてえ。最高の経験でした。

以上、「Enjoy Honda」を誰よりもエンジョイしてきた40代男性でした。
改めてですけどちょっともうホンダさんはね、愛され度のケタが、次元が、ちょっと他の企業とは違い過ぎましたね。やっぱホンダって普通の自動車会社にはない魅力というか、オーラというか、あるじゃないですか? それを感じているのは、当たり前ですけど僕だけじゃなくてここに来ているホンダ大好きっ子達(大きなお友達含む)全員なんだなと。それがよくわかりました。ホンダ大好きっ子達がいつまでもホンダ大好きでいられるように、これからも素晴らしい製品を作り続けて、いつまでもモータースポーツをがんばっていってほしいな、と思う次第です。
だから「Hondaの電動化」とか言う寝言は早く撤回しろよ、な?
もういいんじゃないですかね(笑)
P.S.
eMS(eモータースポーツ)のコーナーがあるということで見てきました。プログラムにも抽選と書いてあったので、それなりのシミュレーターでもできるのかなーと思ったら普通にGT7… しかもハンコンも我が家にあるモノと全く同じ……
やりませんでした(笑)
ウンコの日産をばっさりと切った辺りにホンダの良心を感じました。
ホンダは世のトレンドなんて気にせず、ホンダらしさ追求し続けるのが成功する会社ですよね。
もっと強気で行って欲しい企業です。
>とっちさん
日産を切った瞬間に株価が爆上がりしましたもんね(笑)
全世界からどう思われていたか、あそこまでハッキリわかってしまうと、ねぇ?
ホンダらしさは、まさにそうですな。
パワポエンジニアリングが蔓延していると言われる技術部門ですが、それでもシビックみたいなクルマを作ってF1だってやれるんですから、やっぱり底力はあるのでしょう。
がんばってほしいですわ~