「FBC GTcat」も残り2戦。第8戦はインテルラゴスです。
予選レースはGW中ということもあってなんとFBC史上最少となる3台のみの参加。ペンギン選手は引き続き100kgのウェイトで苦しむも2位だったYTSK選手のミス(?)にも助けられてバサースト以来のポールポジションを獲得しました。
17周の決勝も通せんぼバニラでがんばるぜー!
序盤、3位スタートのクリスタル選手のペースが上がらず上位2台が抜け出すカタチに。クルマの仕上がりが非常に良いペンギン選手に対してYTSK選手はややテールハッピーな挙動で後半の高速コーナーで踏み切れない様子。
これは、最終コーナーさえ注意して曲がればそこそこ抑えられるかも?
ああでもやっぱり最終コーナーを過ぎてからの上り坂がキツイです。
ここで一気に差を詰められる→ホームストレートでスリップに入られる→1コーナーで抜かれそうになる、というパターン。
1コーナーで抜かれそうになってブレーキを遅らせると、その影響でラインがワイドになって2~3コーナーの脱出が遅くなり、その先のストレートでスリップに入られて~という負の連鎖があるわけですがここは鬼ブロックで耐えるのみです。
なお後ろはとても楽しそうな状態でした。
とか言ってたら3周目。
うーんあっさり。
でもインフィールドの細かいコーナーでは付いて行ける感じ。
ここは粘り強く追走してチャンスを待ちたい。
あっ… ブレーキが……
イン側に避けるも追突。
すいません…
はじき出されたYTSK選手を横目にペンギン選手が前に。まぁ ホンモノのモータースポーツだったら確実にペナルティーが出るヤツですわなあ。
コース外に出た影響でタイヤのグリップを一時的に失ったYTSK選手でしたが、すぐにペースを取り戻してペンギン選手の真後ろまで来ました。
ここからはしばらく膠着状態。というかYTSK選手がリスクを避けただけ?
8周目。
抜かれる前にピットインする作戦のペンギン選手。
YTSK選手は次の周にピットイン。
YTSK選手ピットアウト。
ここはペンギン選手が前に戻りました。
しかしここからYTSK選手が猛烈な追い上げを見せます。1周分若いタイヤとはいえペンギン選手よりも約1秒速いファステストラップを記録。ファッ〇ン重り。
あっという間にロックオンされるペンギン選手。
それでもしばらくは耐えましたが15周目。
1コーナーでアウトから交わされYTSK選手がトップに。
タイヤ的にも自力で抜き返す余力はないペンギン選手。こうなってはもう、少しでもプレッシャーを掛けてYTSK選手のミスを待つしかありません。
…と?
とととっ!?
4コーナーの「いやらしい」縁石にリアタイヤを引っ掛けて、危うくスピンしそうになるペンギン選手。なんとか立て直すもいつの間にかすぐ近くまで来ていたEVO選手、cara選手に抜かれて4位に後退。
えーうそーんなんだよー。
優勝はYTSK選手!!
GTSPORTになってからのFBC初優勝おめでとうございます。ペンギン選手の追突にも慌てず、終始リスクを避けた(ように見えた)大人のレース運びでした。
ペンギン選手は4位フィニッシュで、連続表彰台記録が「4」でストップ。最後フツーに走り切ればイージーに2位は獲れたのに、なんとももったいないミスでした。
最近レース後半になるとアタマがボーっとすることが……
さて、残るは最終戦の富士スピードウェイを残すのみとなりましたが、昨夜の予選終了時点でシリーズランキングトップのライオン選手と同2位のペンギン選手とのポイント差が「26」となりました。
これにより、仮に決勝レースをライオン選手が欠場して且つペンギン選手が優勝+ファステストラップポイントを獲得したとしてもシリーズポイントは同点。詳細なレギュレーションはわかりませんが(笑)こういう場合、普通は優勝回数が多い方が上なのでライオン選手のシリーズチャンピオンが確定しました。
ライオン選手、おめでとうございます!!
というわけで最終戦の決勝は消化レースになりました。しかしながら、F1も昔からチャンピオン決定後のレースこそ全員が攻めまくって面白いレースになったものです。
盛り上がって、いきまーーーっす!
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