命は美しい

勝者ハミルトン「波乱のなか完走するため思慮深くあるよう心がけた。マックスは限界を超えてしまっている」

フェルスタッペン、2つの罰で15秒加算「ペナルティばかりのスポーツ。僕にとってこれはF1ではない」

もう僕は、今年はフェルスタッペンを応援しようと決めてますので。当然フェルスタッペン&レッドブルホンダの言い分を支持します。特に、10秒ペナルティーを食らった件(スローダウンしたフェルスタッペンにハミルトンが追突した)は無線でポジションの入れ替えを伝えなかったメルセデスチームも含め全面的にハミルトン側に非があると確信しています。つまり、完全なる誤審。もし誤審じゃないとしたらルールの方が間違っています。

とにかくこれでF1としては47年ぶりとなる同点での最終戦決戦となったわけですが、正直言ってクルマの性能的に99%ハミルトンがワールドチャンピオンになるだろうと言わざるを得ません。ここ数戦のメルセデス、特にハミルトン車は直線でもコーナーでも圧倒的に速く、レースでのタイヤの保ちも天下一品で手の付けようがありません。エンジンも車体も新たな開発はとっくの昔にやめているはずなのに、この異様なまでのパフォーマンスアップは意味不明ですが…

そんなメルセデス&ハミルトンに対して自身そしてホンダ悲願のワールドチャンピオンを懸けて戦うフェルスタッペンの走りは… ほとんどのヒトにとってはただただ「ダーティー」に映るのでしょうけど、見ようによっては、前述のように本来ならクルマ的に手も足も出ない、影も踏めない状態のところをどうにかして「レースする」ところまで持って行こうと藻掻いているようにも見えます。

というか、僕にはそう見えます。

あの予選が全てです。一方は壁まで数10センチ、もう一方はゼロ。そのゼロの方、フェルスタッペンの走りは本当に凄かったです。感動しました。輝いてました。なんかわかりませんけど昔からスポーツとか音楽とかでガチのマジで心が動くときはそのヒト(稀にウマのときもありますが笑)が光り輝いて見えるんですよね。自分としては、あれは命の輝きだと勝手に思っています。それが今回のフェルスタッペンにも見えました。タッペンで見えたのは初めてです。

…アレを見て何も感じなかったら、モータースポーツを見る資格はないでしょう。

泣いても笑っても次が最後。

もう、奇跡を祈るしか。

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