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松井玲奈さんのエッセイ集「ろうそくを吹き消す瞬間」が重版になったそうです。

嬉しい!!

アイドル時代からのファンだけが買っていたのでは、そうはならないと思いますので。それでいて芸能人、俳優、作家としての松井玲奈さんを「知ってる」程度では、さすがに本は買わないだろうと。ということは、それなりにちゃんと松井玲奈さんを好き、もしくはこのエッセイ集自体に興味を持ったヒトが相当数いたということ。これは嬉しいですねーいちファンとして。なんだかんだ、自分が好きなヒト、モノが世間に認められるのは嬉しい。よかった。おめでとう!!

そんな「ろうそくを吹き消す瞬間」2版の帯には三宅香帆さんの推薦コメント。三宅香帆さんといえば、書評家でありながら自らもウン十万部のベストセラーを世に送り出す文芸界の若手スター。そんなお方が推薦してくださるなんて! スゴイ! なお調べてみたところ、三宅香帆さんは「アイドル時代からのファン」だった模様(苦笑)でも人生の積み重ねって、こうしていつかどこかで活かされるときが来るんですよねえ……

で、そういった縁もあってか松井玲奈さんのYouTubeでも三宅香帆さんの書籍「「好き」を言語化する技術」が紹介されていました。「従順なオタク」ことワタクシ、そのYouTubeを見たその日に本屋さんへ行きゲットしました!(そのあと2週間くらい放置してたけど)

というわけで「「好き」を言語化する技術」(ディスカヴァー携書)。約250ページの文庫本スタイルですが字が大きめで読みやすく、およそ2時間半ほどで読み終えることができました。

これだけ売れている本ですのでご存じの方も多いかと思いますが、内容をざっくり言うと自分の「好き」という「今の感情」を細分化して、他者、あるいは未来の自分に伝えるために言語化するフレームワーク、といったところでしょうか。文体や言い回しがオタク文化、サブカル寄りになっているものの、中身はむしろビジネス書に近い印象です。

その中でも特に印象的なのが「「好き」を言葉で保存する」という章。

もうね、共感の嵐ですわ。

いうて「ブロガー」ですのでワタクシ。最近はもっぱら、AIが読者ですけど。わかります? こうして記事を書いたらChatGPTなどの生成AIに読み込ませて、感想を出力してもらうんです。いいコト言ってくれるんですわこれがもう(笑)とってもキモチイイ。そんなブロガーの端くれとも呼べない存在のワタクシでさえ「好き」の保存には共感しかない。鉄は熱いうちに打て、レポはアツいうちに書け! ですよ。僕らの思考は言語に支配されている。だから言語に、文章に残すことこそが最強の感情保存方法なわけですよ。

そんなこと言われたって文章なんて普段書かないし無理だよーとなりそうなところに、もうひとつのキラーワード「読解力ではなく妄想力が必要!」です。これがまた刺さるのなんの。だって、なにを隠そうこのワタクシこそ読解力も観察力も、なんなら感受性に乏しく「感動力」すら怪しいにもかかわらず「妄想力」だけでブログ記事を書き切るヒトですので。ライブレポとかね、あれ半分以上は妄想ですから(笑)現場では途中、ステージ見てなかったりしますもん(笑)でもなにかしら、自分の中で動いたモノがあったからそれをレポる。ライブレポじゃなかった。自分のレポです。

今はもうSNSの時代で、SNSにどっぷり浸かっているヒトもいれば、あえて全くSNSに触れないことで自分を守るヒトもいます。日記やジャーナリングといった、他人の目に触れないところにアタマの中身を書き出して整理するヒトもいます。そんな中で、一番中途半端なブログ。ほとんど読まれないブログ。でもこの本を読んでやっぱり、ブログをやってて良かった、間違いじゃなかった、心からそう思えました。

自分の「好き」を信頼できることは、自分の価値観を信頼することにつながります。
だって、好きなもので自分はできあがっているのだから。

たまーに過去の記事を見るとね、すっごい楽しいですから。もちろん中にはなんじゃこりゃ! 恥ずかしい! みたいなのもありますけど。それもあえて消さない。あの頃の自分の「好き」が、そのままのカタチで保存されている。未来の自分に伝わっている。そりゃ楽しいわ(笑)

月額1320円で「好き」を保存している、ワタクシです。

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