暗黒ペンギン

2023年のF1日本グランプリが終わりました。優勝はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。2位3位には躍進著しいマクラーレン勢。土曜日の予選で神懸った走りを見せたアルファタウリの角田裕毅はスタート直後に勃発したチームメイトバトルでリアム・ローソンに敗れたことが響き、残念ながらポイント圏外の12位フィニッシュとなりました。

それにしても速かったフェルスタッペン。予選では唯一人1分28秒台に入る圧倒的なラップ。そしてこの決勝レースでは「独走し過ぎてほとんどテレビに映らない」という、F1あるあるな展開。鈴鹿を走るために作られたかのようなスーパー空力マシン、レッドブル・ホンダRB19と現役最強のチャンピオンが一体となって完璧なパフォーマンスを見せてくれた… 優勝争い自体は退屈なモノだったものの、これはこれで良かったのではないでしょうか。

対照的だったのが日本の角田。今季これまで何度も何度も見せられてきた、チームの「謎戦略」に足を引っ張られる展開。スタートで遅れを取ったのは自身のミス半分、不運半分という感じで仕方ないにしても、問題はその後。今年のアルファタウリ、特に角田に関しては異常と言うほかないほどピットインを遅らせることによりタイヤがタレてラップタイムを落とし、その間にタイヤ交換を済ませたライバル勢に先を越される展開が目立っていましたが、今回もまさにそれ。ピットアウトした段階ではほぼ最後尾に近いところまで下がっていて、その段階でジ・エンド。

なぜ? どうして? 同じ負けでも、せめて全力を出し切った負けにできないの? またしても、そんなモヤモヤが残る結果となってしまいました。

不思議なんですよねえ。土曜日に行われた前夜祭では、アルファタウリのチームの皆さんはとても良い顔でファンの前に姿を見せていて、そこから伝わってくる雰囲気としては完全にチーム一丸。俺たち皆で母国グランプリの角田をポイントフィニッシュさせてやるぞ、的な良い感じの空気を作っていたのに、いざ本番になってみればまるで別のチーム。

コース上で戦う角田が孤立しているように見えて、なんか悲しくなりました。

ちなみに私事ですが仕事の炎上が2ヶ月以上、収まりませんで。先週末は吊し上げのような会議が4時間半ブッ通し。途中、トイレ休憩も無し。まぁ ああいうときって内臓の動きが止まるのか? 意外と大丈夫なんですけどね。ついに自部署内の部長課長からも非難の目を向けられるような状態となりまして「梯子を外される」ってこういうことなんだなーと実感している次第。

俺が悪いのかなー。一生懸命やってるんだけどなー。なんとかして上手く行くように色々考えたり提案したりしてきたんだけど、そういうの全部が余計なことだったのかなー。勝手に動いて上手く行くより、上の言う通りやって失敗する方が会社員としては正しいって言いますもんね。まぁ 自分ではそこまで「勝手に」動いてるつもりはないんだけど… とにかく他と比べて、ウチの部署だけ異常に上からのサポートがない。担当者が孤立させられてる。

おこがましくも、F1ドライバーと社畜を重ねてしまった週末でした。

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