FBC GTcat 2020 Rd.7@モンツァ。新型コロナウイルスが蔓延して生活必需品以外の全産業が操業停止。「終末」とまで表現される異常事態のイタリアでの開催です。危機感なさすぎと国内外から非難轟々の日本がこの程度で済んでいて、厳戒態勢の外国で悲惨な状況になるのはなぜなんでしょうね? 実は割とマジで「病は気から」なんじゃないかと思うのですが。イタリア人って振り幅デカそうじゃないですか? ちょっと調子が悪くなっただけで人生に絶望しそうなイメージ…
まぁ いろいろあるんでしょうけどね。EU主導の医療削減がどうとか。ずいぶん早くに60歳以上には人工呼吸器を使わないとかどんだけヒトとモノがないんじゃと驚きました。逆に言うともう、ヒトの動きを止めるくらいしかできることがないんでしょう。本当に日本は恵まれていますね。トイレットペーパーもティッシュも復活してきましたし。
GTにハナシを戻しまして、ペンギン選手は予選最下位。致命的と言えるほどのミスはありませんでしたがやはり、75kgのウェイトハンデが効いていました。それにもともとJR東海・松井玲奈・レクサスRC Fは直線が長いコースに弱い… ので、致し方なし。それでも2秒差はデカすぎますけど。スリップストリームを活かし切る前提で、ウイングを立てた消極的セットで臨みます(笑)
ポールポジションは蘇った直線番長、EVO選手@マスタング。
決勝は13周。ピット戦略はほぼ6-7か7-6の二択で、普通は前者。
と、ペンギン選手、早くも2ポジアップ。
スタートで立ち遅れたYTSK選手をパス。続けて、お約束のようにゴチャゴチャっとする1コーナー立ち上がりでライオン選手をパス。なんかシケインを抜ける瞬間の完璧なタイミングでYTSK選手に押されて超加速したような気がしますけど見なかったことにしてください(笑)
序盤は一列縦隊。目論見通り、スリップ祭りに参加するペンギン選手。前方ではtoy選手がアグレッシブに行って先頭に。
ペンギン選手、ここはじっとする時間帯。
50kgを背負って失速するライオン選手がちょっとしたミスで離れたりなんだりしていたら、なんとなく3-3-2の塊に別れました。先頭集団はtoy選手、EVO選手、そしてペンギン選手と同じく消極的セットだったことがレース後に判明したクリスタル選手。
ペンギン選手が属する4位グループは、ペンギン選手と同じGAZOO Racing勢のkuni選手@スープラと100kgのウェイトハンデがありながらモンツァを大得意とするcara選手@メルセデスAMG。メルセさん今回からカラーリングが変わってますね。競合するトタルとペトロナスのロゴが両方あるってのはどういう??
5周目、そろそろレースも動き出します。第2シケインでブレーキングミス(?)から立ち上がりの鈍ったkuni選手をcara選手がパス。
でも次のストレートですぐ抜き返されます。デブ組キツイ。
アスカリシケイン出口で膨らんだkuni選手をcara選手、ペンギン選手がパス。さらに最終コーナー、パラボリカで膨らんだcara選手をペンギン選手がオーバーテイク。
で、またストレートで伸びてきたkuni選手がcara選手を交わして…
そのままの順番でピットへ。
ピットアウト。多少なりとも燃費走行できていたペンギン選手、cara選手が前に出ました。とはいえその差は僅かなもの。
で、8周目には再びパックに。
9周目のストレートでペンギン選手を交わすcara選手。このとき、単独3位を走るtoy選手が1コーナーでオーバーシュートしてイエローが出ていました。cara選手はそのギリギリ寸前に前に出ていた模様。ほんのちょっとタイミングがずれてたらヤバかったですね(惜しい?)
で、その後も…
楽しい楽しい3ワイドなど、ありつつ(笑)
適度にガッチャンガッチャンしつつ(笑)お互い離れるに離れられないまま、周回数だけが過ぎて行くような状態になっていました。
なおこの頃、遥か前方。
猫「あのアメリカ野郎、いい腕してるぜ…」
え「お前もアメリカ野郎なんだが?」
残り1周とちょっと。こちらは相変わらずです。kuni選手がアスカリ進入でcara選手を抜いて4位になりましたが…
1コーナーでガッチャンコしながらまたまたcara選手が前に? ペンギン選手に漁夫の利チャンスが到来しました!
ごっつぁんデース!!
優勝はEVO選手でした! 直線の鬼! おめでとうございます! アメリカ野郎対決を制して今シリーズ最初の2勝目を挙げたドライバーになりました。2位のクリスタル選手はペンギン選手と同じ消極的セット(ウイング立て)が裏目に出た模様。先頭を走るクルマではありませんでしたね!!
ペンギン選手は5位でした。クルマ的にもドライバー的にも苦手なコースで、重りも積んでいたことを考えれば上出来じゃないでしょうか? こちらは消極的セットが功を奏した感じです。
次回は重りをスッキリ降ろして、レッドブルリンク! シリーズ中、ウェイトハンデがあるレースは最後となります。ここで好成績を収めて、最終盤に向けてイキオイを付けたいです!
CARA「今回の結果はとても残念だよ。大きなミスは無かったが圧倒的に車が遅かったんだ。
あと今回からトタルとペトロナスにサポートしてもらっているんだ。競合する2社からのサポートは異例だけど僕のタレント性が可能にさせたってことだね。次は勝つよ。」
ペンギン「ここでもダウンフォースを優先したチームの判断は尊重するよ。僕のJR東海・松井玲奈・レクサスRC Fはもともと直線が速いクルマじゃないしね。スープラとAMGとは良いバトルができたと思う。上位争いじゃなかったせいか、お互い妙にフェアだった気はするけど(笑)
次のレッドブルリンクはAMGが速そうだけど、こちらも準備はできているよ。まずは予選で良いタイムを出すことに集中して、その後どうなるか見てみよう。」