欠陥ゲーム

どうもペンギン選手です!

発売延期の発表以降、すっかり音沙汰なくなってしまったとはいえGT7の発売が日々刻々と迫っているはずの今日この頃。GTプレイヤーのみなさんはいかがお過ごしでしょうか? シリーズモノの宿命といいますか、こういう時期って一番プレイヤーが離れがち、過疎りがちですよね。まして今回の場合はハードもPS5に変わるということで。

というところで、そういえばGTSPORTってどのくらい続いてるゲームなのかなーと思ってさっき調べてみたら2017年10月発売ということで3年ちょっと前ですか…

意外と最近だな。

そう思った僕は感覚が麻痺してますね(笑)一般的に、3年前のゲームは普通に古いです。ただこれはGTに限ったことじゃなく、RPGにしてもアクション系にしてもスポーツ系にしてもオンライン化によって飛躍的にゲームの寿命が延びましたよね。オンラインアップデートでゲーム内容がパワーアップすることはもちろんありますけどそれ以上に、1人でやってたら飽きる状況でもみんなでやれば楽しい。当たり前のようでこれは本当に大きいです。

しかしながらこれには弊害もあって、長くプレイしている古参プレイヤーの腕前がその時間の分だけ凄まじい次元に達してしまって、その中に初心者プレイヤーが入るのが難しくなる… 参入障壁が高くなるということがあるんですよね。MMORPG(大規模多人数同時参加型ロールプレイングゲーム)なんかまさにそうですけど。

この弊害への対策はイロイロありますが(新規プレイヤーにお助けアイテムを配布するとか)、GTがどうしたかというと「ゴリゴリのスポーツにしてしまう」ということでした。よくプロのレーシングドライバーが他のレースゲームと比べて「GTの挙動はクソ」と言いますが、その中身は「実車はこんなに滑らない」など要は「難しすぎる」というものがほとんどです。それくらいGTの挙動はシビアで、車種によってはセッティングをいじらないと走れたもんじゃないです。

結果、どうなったか。

確かにGTSPORTは比較的、新規プレイヤーに優しいゲームになりました。ただしそれは普通の新規プレイヤーではなくゲームの才能があるヒト、手先が異常に器用なヒト、運動神経が良いヒト、動体視力が良いヒト、練習に多くの時間を割けるヒト、あるいは専用コントローラやプレイシートなどハイレベルなプレイ環境を整えられる経済力のあるヒトに限られました。

僕の記憶が確かなら、GTSPORTが発売する前に「老若男女誰でもドライビングを楽しめる~」というような謳い文句があったような気がしますが、最終的には驚くほどその真逆になりました。ごく一部のスーパープレイヤーが天空のサーキットで競い合い、その他大勢は地べたを這いつくばりながらひたすら無視されるという… 序盤こそ公式BoPの調整でみんなが一喜一憂していましたが、今や公式戦関係の調整やマニュファクチャラーシリーズの結果なんて99%のプレイヤーにはどうでもいいことです。

GT7ではこの、ゲームとして致命的な欠陥が改善されることを切に願います。

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