最初にお知らせです。
分散コンピューティングに参加して新型コロナウイルスの解析を進めましょう。このクソみたいな地獄を一刻も早く抜け出しましょう。やり方は簡単でPCとネット環境さえあれば誰でもできます。家に閉じこもっているだけでは何も進みません。共に戦いましょう。
詳しいやり方の説明@GIGAZINEさん
Folding@home – Fighting disease with a world wide distributed super computer
FBC GTcat 2020 Rd.10最終戦@富士!
前回記事からの続きです。まだ読んでいない方はこちらへどうぞ!
ああああっとおおぉ!!!
ドガシャァアアン!!!
ヲタ「うおおおおおおおお!!!!!」
ヲタ「マジかー!?」
EVO選手が1コーナーで止まり切れず、cara選手に激突!!
cara選手は弾き飛ばされてハーフスピン! EVO選手はフロントのエアロと左前の足回り、cara選手は右後ろの足回りを破損した模様! なんということでしょう! 2ストップ作戦のライオン選手が前にいますが、これでEVO選手が実質先頭、ペンギン選手が2番手、さらにクリスタル選手が3番手。cara選手は4番手に陥落しました!
そしてペンギン選手、千載一遇のチャンスが来ました!!
ダメージのあるEVO選手が探り探りの動きになったところでオーバーテイク!! ペンギン選手がトップに返り咲きました!
ここから逃げたいペンギン選手。大応援団も盛り上がっています!!
「玲奈ちゃんいいぞー!!」
「EVOにペナルティー出せー!!」
「運営甘いぞー!!」
エアロを破損したEVO選手は直線が全く伸びません。この隙にスリップストリーム圏外の1.5秒差以上つけたいペンギン選手。
しかし、EVO選手の後ろからジブリ野郎の影が迫ってきます。
痛車を抜かすスタジオジブリ・コルベット!!
クリスタル選手が2番手に浮上。
やっぱり速いコルベット。なんという加速。なんというブレーキ。JR東海・松井玲奈・レクサスRC Fが対抗できるのはコーナーの中だけです。
1秒以内に入ってからは本当にあっという間でした。
残り3周!
ペンギン選手を完全に射程圏に捉えたクリスタル選手。逆転チャンピオンを目指し、その必要最低条件が「自身の勝利」である2台によるトップ争いです。こんなにアツイ展開、普通あります? あっていいのでしょうか??
いいんです!!
しかし…
猫神からは逃げられない…
あのC7(クルマ)はとてつもなく速い!!
最終コーナーでインに潜り込むクリスタル選手! ペンギン選手は理想的なラインを取れずアクセルを踏むタイミングが遅れます。
クリスタル選手も苦しいラインの分、一瞬の加速は鈍りますが…
「やめろおおおお!!!!」
「玲奈ちゃああああん!!!!!」
ヲタの悲鳴がこだまする中、グイっと加速するコルベット! ペンギン選手は壁ギリギリまで寄せて鬼ブロックラインを取るしかありません。
ネコピット「ニャ! ニャ! ニャアア!!(わーわー)」
クリスタル選手が先頭に立ちます!
あと2周!!
ここへきてクリスタル選手も余力ナシ。タイヤが完全に死にだします。ペンギン選手はまだギリギリ残っているのでコーナリングで詰めていきますが仕掛けるには至らず。逆に、前がつかえたところで後ろからEVO選手に狙われます。さらにその後ろからは復活してきたcara選手!
100Rで危うくインに入られそうになるペンギン選手。閉めたら当たるとわかりきってて閉めに行くスタイル。再三申し上げます通り、今日は絶対譲れない。っていうか今さらですけどEVO選手、クルマ壊れてるのになんでこんなフツーに走ってるんですか!?
意地でも譲らん!!
チャンピオンのため… いや、ここに集まってくれたみんなのために!!
???「玲奈ちゃん…」
ブレーキング中のライン変更… まぁ 実際のレースなら黒白旗くらいは出るでしょうか? このタイヤで7周目です。けっこう、だいぶ、相当ギリギリにキてます!!
と、EVO選手の外から白い影!?
すごい! 執念です! ここにも執念の男がいました!!
cara選手が3番手浮上! このままならクリスタル選手とペンギン選手、どちらか勝った方がシリーズチャンピオンです!!
最後のホームストレート!! ちょっと遠いかペンギン選手? でも「GTスリップ」ならどんどん追い付いてくれるはず…
……はず!?
いや追い付かん!!
コルベットの直線速すぎんよー!!
ファイナルラップです! もう最後です! FBC GTcat 2020のファイナル!!
あまりの息詰まる展開にヲタも沈黙しています!!
コース後半の低速区間に入ったらブレーキと加速に勝るコルベットに勝ち目はありません。勝負できるとしたら前半の中高速コーナーしかありませんが… そんなところで抜けるわけねーだろこのバカチンがああ!!! ってことでヤバイ。もうヤバイ。だいぶヤバイですペンギン選手。
???「玲奈ちゃん…」
???「がんば玲奈ちゃん!!」
!!!!?
ぺ「なんだ!? 急にクルマが軽く!!?」
ペ「勝手に曲がっていく!!」
ペ「行けるんか? いや、もう……」
行ったれええええ!!!!
「うおおおおお!!!」
「すげえええええ!!!!」
「玲奈ぁぁあああああ!!!!!」
残り半周でペンギン選手、先頭!!
ネコピット「旦那さん! 旦那さーーーーーん!!」
ネコピット「ニャーーーー!!」
えらいことになっているピットは置いておいて、あとは300Rを過ぎた後のダンロップコーナーが最大のオーバーテイクポイントです! ここを抑えればペンギン選手の勝利はもう…
抑えました!!
が!!
クリスタル選手! ここへきて完全に肉食モードになっています! インテルラゴスでも見せたこれは… 全コーナーでインに突っ込んでくる気満々です! 怖い怖すぎます! GT界最恐のツイッタラーと恐れられるキレが全面に押し出されています! ペンギン選手、ヘビに睨まれたカエ… いや、シャチに睨まれたペンギン状態で慌ててインを閉めまくります。もうマトモなラインなんて取れません!!
ガシャン!!
こじ開けてきました。
ペンギン選手、最終コーナーに向けてのラインが……
昨今のこの… 難しい情勢の中、富士スピードウェイまで足を運んでくれたみなさんにホント感謝します。また、これだけの大声援の中、走ることができて、僕はものすごい幸せ者だと思います。最後あと… あと一歩届かなかったのは凄く、凄く悔しいですけど… 逆に、みなさんの応援があったからあそこまで行けたんだと思います。今日は本当にありがとうございました!!
ペンギン選手
1000分の5秒差でした。
いや、こんなレースはそうそうできませんね。自分で言うのもなんですが「eスポーツはこうあるべき」みたいなモノ全てが詰まった、まさにお手本のようなレースだったと思います(笑)
そして!!
EVO選手が3位!!
FBC GTcat 2020シリーズチャンピオン
おめでとうございます!!
ペンギン選手はシリーズランキング3位でした。リハーサルのオートポリスと開幕戦の鈴鹿を連勝したことでシリーズチャンピオンへの期待が非常に高かった今シリーズですが、クルマの特性の持って行き方を間違ったというか… 結局、ペンギン選手自身にクルマを曲げるテクニックがないので、クルマ自体をコーナリングマシンにするしかないという、いつもの展開でした。
まぁ それも直線スピードやブレーキングスタビリティーを犠牲にしてのモノなので、どうしても直線が速いクルマやブレーキングで奥まで行けるクルマ、今回でいえばクリスタル選手のコルベットみたいな相手が「天敵」になってしまって、そういう相手に接戦で競り負けることが続いてしまいました。それが4回の2位、ということだと思います。
かといって、ねぇ……
次回もコーナリングマシンを作るでしょうね、きっと(笑)