

GRAN TURISMOシリーズ
累計売上1億本突破!!
……と、一足早いオタンジョビ祝いアリガトゴザイマス。
にしても、いやー僕も長らくプレイしていた身として嬉しくなっちゃいます。レーシングモディファイした三菱GTOで壁走りしていた初代GT。トライアルマウンテンでドリフトしていたGT2。ランエボのラリーカーでCOM相手に延々と煽り運転を繰り返したGT3。グラベルに超絶ドハマリしてグランドキャニオンを極めたGT4。ハンコン導入&オンラインデビューしたGT5P。オンライン全盛期で毎晩のようにチームメイトと走っていたGT5。なぜか異常に影が薄かったGT6。リバリーエディター実装でリバリー職人が爆誕したGTSPORT。そしてオンライン引退作となったGT7。どれも思い出深い作品ばかりです(若干1つ、怪しいのがあるけど)
まぁ でもやっぱり僕は初めて初代をプレイしたときの衝撃? 忘れられませんね。実在するクルマが出てくる。しかもやたらリアル志向。それまでのレースゲームといったらコーナーだろうがなんだろうがアクセル全開が当たり前で、ブレーキを踏んだら負けみたいなところがあったのに、GTはちゃんとブレーキを踏まないといけない。なんだこの硬派なゲーム!? ってなりました。でもやっぱり人間、難しいゲームにこそハマったら抜け出せない的な? 今っぽく言えば「沼は深ければ深いほど良い」的な? 魅力を感じちゃうワケです。
その初代から数えて28年。なんだかんだ、最新作のGT7がシリーズ史上最も売れた作品になりそうという… 今もなお、いや今になってさらに多くのヒトを沼らせ続けている。素晴らしい。でもぶっちゃけGTってもはや売り上げがどうこうっていう次元じゃないんですけどね。レースゲームではなく「GT」。独立したジャンルと言っても過言ではない、突出した存在になってますよね。
と、そんな輝かしい実績という「光」が強ければ「闇」もまた濃いのが世の理。GTは常にユーザーからの厳しい批判に晒されてきた作品でもあります。なんならゲームの歴史上、これだけ批判されている(現在進行形)作品って他にないんじゃないでしょうか? 批判の内容はGT特有のものからゲーム一般的なものまで多岐にわたりますが、初期は主に挙動面、オンライン実装以降はラグやマッチングの不具合といったバグ関係が増えているかと思います。個人的には、GT7初期のオンラインはまるで10年以上前に逆戻りしたかのような、圧倒的な悪い意味での衝撃でした……
でもGTというかポリフォニーさん、ひいては山内プロデューサーの凄いところは、そういった批判にほとんど耳を貸さない、極めて強い鈍感力? なんですよね。周囲の意見がナントカで、ユーザーの需要がアレコレで、なんて知らねえよと。自分達が作りたいものを作る。我が道を行く。でも結果的にそれが良かったんでしょう。ただでさえ、開発の時点で多くのメーカーとの協業が発生しているゲームで、ユーザーの意見まで取り入れたらもう独自性もなにもあったもんじゃないと。良くも悪くもGTがGTであり続けられているのは、この方針があればこそ。意識してそうしているかは、怪しいところですが(笑)
いつまでも、クルマ好きによる、クルマ好きのためのゲームでいてね。
GTよ永遠なれ!!