どっちなんだい?

赤いきつねと緑のたぬき、ではなく、赤いたぬきと緑のきつね、でもなく、いや両方天ぷらなんかーいっていう。紛らわしいけど、どちらも非常に美味しい。期間限定なんですかね? 普通に売って頂いても全然構いませんことよ、東洋水産さん? 良い仕事してますね~。

と、そんなことも、ありつつ。

内田理央さんと松井玲奈さんの、プライベートでも仲良しコンビがW主演(?)していたドラマ「嗤う淑女」を観ました。今さらですけども。放送は夏ごろでしたかね。ちょうど松井玲奈さんの生誕記念ファンクラブイベントのとき。そこにゲストで内田理央さんがいらしていて、おふたりで「嗤う淑女」の宣伝をされていました。本当に素晴らしいイベントでしたねー。歌ありトークありで。まさかあの曲を生で聴けるなんて夢にも思いませんでしたよねー。基本的に松井玲奈さんのファンサはかなり強烈な方だと思いますが、その中でも特に印象的なイベントでした。

そんな松井玲奈さん、来たる12月8日にカレンダーお渡し会が開催されます。このお渡し会、昨年もあったんですがまあ~これが凄まじい、超絶神イベントで。なにせ追加のチケット代とか何もなくカレンダーの料金を支払うだけで参加できる。もちろん抽選はあるにせよ、二部制なのでよほど運が悪くない限りどちらかは当たる。そして当日はなんと、握手会スタイルで松井玲奈さん御本人と会話ができます。それも普通に1人1分とか。ヤバくないですか? このご時世にあってですよ??

で、そういうイベントが控えているにも関わらず今年の活動を何らフォローしていないオタク。これはさすがにマズイだろうと。「何ら」というのは、一応ファンクラブの配信とかは参加してますのでアレですけど、まあちょっと、ねぇ? ドラマは一気観した方が楽しめると思ってる派ですし、この機会にちゃんと観ておこうと思った次第です。

前置きがだいぶ長くなりましたが、「嗤う淑女」。相変わらず松井玲奈さんは幸薄い役が多い印象ですなあ。僕が観た作品がたまたまそうなのかもしれませんが(笑)今回のフェードアウトっぷりは特に酷いというか衝撃的でした。撲○て。ちょっとなんか「あぁ……」ってなりましたもん。フィクションとはいえ、推しがあんな風になるのは辛いモノがあります。まぁ そのシーン以外でも、松井玲奈さん演じる野々宮恭子は作中、一瞬たりとも幸せな瞬間がなかったのですが……

稀代の悪女というかサイコパス○人鬼、内田理央さん演じる蒲生美智留を恨み、仕返しをしようと立ち向かったのは物語とはいえ客観的に見て勝ち目がなさすぎ。「そうはならんやろ」と思う一方、怒りや恨みといった負の感情は人間の判断力を狂わせるし、そういった状態の人間はサイコパスにとっては実に扱いやすいものなんだよ、というメッセージだとすれば非常に納得。これは、我々サラリーマンの人生にも当てはまるかもしれませんねぇ… 気を付けましょう。

その対決では積年の恨みを爆発させ激昂した恭子が美智留を思いっきりビンタして転ばせた後、何度も踏みつけるという、中々迫力のあるシーンに仕上がっていました。このあたりのキレ芸というか、大きな感情の起伏を表現するのは松井玲奈さんが得意とするところですよね。ただ、ビンタに関してはさすがに経験もないということで、演じるのにかなり苦労していたそう。公式サイトの撮影レポートによると「うまく手の動きを表現できない松井を見て、ビンタ上手の内田が恭子のポジションに移動し、体を使って“実演”する一幕も」あったとか。

……え、内田理央さん??

最終回では撲○されたのは恭子ではなく美智留だったということにするため、美智留が二度の整形手術を行い、恭子になりすますというトリックがありました。原作の小説に対するユーザーレビューでもこのあたりは「非現実的すぎる」といったようにあまり評判が良くないようですが、僕としてはそもそも種明かし自体が蛇足だったと思いました。あの場面は「美智留の姿をしている人物」が恭子なのか美智留なのか、その判断を視聴者に委ねた方が良かった。その方が物語として面白い、完成されたものになっていたのではと……

まぁ もしかすると、このあたりもポリコレの影響なのかもしれませんね。誰にでもわかりやすく結末をハッキリさせて視聴者をモヤモヤさせない。その方が絶対に良いんだ、という勢力が蔓延っている世の中ですからね。ク○食らえですね(笑)

その他細かいところ、特に少女時代の恭子があまりにも松井玲奈さんに似ていないところが気になったりはしましたけれど(苦笑)全体的には、内田理央さんの好演により良作になっていたという印象です。あの長台詞の言い回し、喋りながら纏う空気は、確かに内田理央さんならではという感じがしました。なのでW主演ではなかったかな? 松井玲奈さんは良い脇役でしたね。

いやーそれにしても、やっぱりドラマは一気観するに限ります。世界観に入り込みやすい。そのせいで精神的ダメージを受けることがあるのは玉にキズですが……

「仮想儀礼」も録り溜めてあるので、そろそろ観ようかな(ヲイ)

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