FBC GTcat 2020 Rd.2@ラグナ・セカ。
前戦鈴鹿の優勝でイキナリ約100kgのウェイトハンデを積むペンギン選手@レクサスは自分なりにベストの走りができたものの、大きなミスがあったとき以外はあまり記憶にない予選ブービー。なおアウトラップでスピンしたのは見なかったことにしてください(笑)
ポールポジションはまさかの「デブ勢」cara選手@メルセデス。50kg積んでるのに驚き。
16周の決勝がスタート!
っと、そのスタート直後に早速アクシデント!
ポールのcara選手が得意のスタートに失敗。2番手スタートのG選手@ジャガーが前に出たところでcara選手のインにkuni選手@スープラ、クリスタル選手@コルベットがバンザイダイブ! G選手、cara選手が弾き飛ばされている間にEVO選手@マスタングが突っ込むというちょっと文章じゃ意味不明になっちゃいますけど!!
とにかくゴチャゴチャ。
そのゴチャゴチャからなんだかんだG選手は抜け出して、2番手EVO選手。特攻したkuni選手が3番手キープで割を食ったcara選手はなんとスタートから3ポジダウンの4番手。ペンギン選手はこの混乱に乗じて5番手浮上。なにげに一番得したのはペンギン選手?
とりあえずこの状態で、しばらくは前に付いて行きます。
4周目(だったかな?)にcara選手がkuni選手をパス。kuni選手は例によってタイヤのタレがキツイのですかね? 周回を重ねるごとのペースの下がり幅が大きい。
にしてもcara選手は毎回のように厳しいレースをしてますね(苦笑)
しかしそのkuni選手からもジリジリ離されるペンギン選手。100kgの重りはやはり厳しい。とはいえここで焦って大きなミスを犯すことだけは避けなければいけません。我慢です。
6周目。序盤に無理をして上位のペースに付いて行ったツケか、練習のときよりややタイヤの消耗が大きいペンギン選手。ちょっと離れたところにいたライオン選手@86があっという間に追い付いてきて…
あっさりとオーバーテイク。
ペンギン選手は6番手に後退します。
8周目終わりにkuni選手、ライオン選手、ペンギン選手が同時ピットイン。
で、ピットアウト。
おおなんということでしょう! 密かに燃費セーブしていたペンギン選手がkuni選手、ライオン選手の前で復帰します! アメイジング!! グッジョブピットクルー!!
ピットアウト直後はペースに勝るkuni選手がペンギン選手に襲い掛かります。しかしペンギン選手、タダで貯金を吐き出してはいませんでした。実は貯金を使ってタイヤをセーブ。このまましばらく耐えればkuni選手はペースダウンするはずという計算あってのことです。
いいぞJR! がんばれ玲奈ちゃん!!
14周目。ペンギン選手の目論見通り、次第にペースダウンしてきたkuni選手をライオン選手がオーバーテイク!
ライオン選手のタイヤ管理能力はGT界トップクラスで、並の上手いヒトよりさらに1周分くらいライフを伸ばせるイメージ(ペンギン選手調べ)。BoPの関係上、かなり重く調整された86で凄まじい残しっぷり。一気にペンギン選手との差を詰めてきます!
しかし、ツボさえ押さえてしまえば基本は抜きにくいコースのラグナ・セカ。コークスクリューはその最たるモノ。ここで横に並ぶことは接触を意味します。
一度やられた、最終コーナーの立ち上がりだけ気を付ければ…
ファイナルラップ!
もう燃費もタイヤも気にせず! ギリギリを攻めて行くしかありません!!
最終コーナー立ち上がり!
耐えました!!
ペンギン選手、出来過ぎの4位フィニッシュ!!
優勝はぶっっっっっっっっっちぎりでG選手!!
FBC初優勝です。おめでとうございます! ペンギン選手作のFBCゼッケンが付いていないリバリーは… まぁ 大目に見ましょう(笑)できれば付けてほしいですが。できれば。えぇ 別にどうしてもとは言いませんけどね。できれば。できればで良いんですけど(笑)
今回のJR東海・松井玲奈・レクサスRC F Gr.4はウェイトハンデの影響により純粋な速さでは7番目のクルマでした。しかし、だからこそ生まれたペンギン選手の「クルマなり」に走ってダメだったらしょうがないという割り切りが結果的に良い方向に働きました。もう1回やって4位になれる可能性は限りなく低いでしょう。
ここで、余計なお世話とは思いますが、ひとつアドバイスを。
今シリーズではここまでリハーサルも含めて3戦、何台かのクルマが凄まじいフロントタイヤの消耗に悩まされていますが、これはクルマ自体や足回りのセッティングだけのせいではありません。実はリプレイを見れば一目瞭然で、フロントタイヤがなくなるクルマは、今回でいえば1コーナーのようなビッグブレーキング時にフロントタイヤの表示が真っ赤になっています。
どうもGTのABSは「標準」にしも弱めに設定されているようです。なので上記の状態は、ロックしています。毎周のようにあれだけタイヤがロックしていてはそりゃあ、消耗とかいう以前の問題です。従いまして、ああいった場面ではブレーキをリリースしてタイヤを労わることをオススメします。目安はブレーキゲージで、赤い部分をできるだけ出さないようにするのが理想です(ライオン選手はこれがメチャクチャ上手い)。
次回はブラジル、インテルラゴス。
ウェイトハンデを降ろしたペンギン選手、目指せ表彰台!