来年は遅いぞ

若干3名、不参加ですけど。良い写真ですよね。最終戦前に開催されるF1ドライバーの晩餐会。なんか毎年恒例になったみたいです。各人の表情や並びからアレやコレやを想像、妄想。先日のF1記事でも言った通りそれがF1の正しい楽しみ方です。レースだけを見てたんじゃあ、F1の隅から隅までを楽しんでいるとは言えませんなあ。フェラーリに挟まれてる角田ウケル(笑)

そんなこんなで2025年シーズン、最終戦が終わりました。F1中継の中でぶっちぎりに超絶ウルトラ不要極まりないクソ(ピー)なシーンといえばガレージに突っ立ってそれっぽい表情をしているドライバーの彼女が抜かれるところ、ということはおそらく全世界ウン十億人のF1ファン全員の総意かと思われますが、カーチャンはズルいわノリス。カーチャンはダメ。ノリスのことは1ミリも応援してなかったけどあのカーチャンの悲しむ顔は見たくなかった。

だから、あれで良かった。良かったんだ……

ランド・ノリス。ワールドチャンピオンおめでとう。

ホンダとしてはレッドブルと組んで戦う最後のレース。マックス・フェルスタッペンが今季の最多勝となる8勝目を挙げて有終の美を飾りました。ノリスが4位なら奇跡の逆転チャンピオンというところでしたが、残念ながらそうはならず。それでも最大104ポイント差の3位から僅か2ポイント差の2位まで追い上げた後半戦の速さ、強さはさすがとしか言いようがなく。

しかし、技術職の壊滅的な人材流出が続くうえ、ハイブリッド化以降は初参戦となるフォードエンジンに切り替わる来季のレッドブルは競争力がなくなる、というのが大方の予想。マックスのマックスらしい走りは今後しばらく見れないかも? っていうかホントにそうなったら移籍するってハナシになるでしょうね。その場合の移籍先はアストンマーティン・ホンダか、レーシングドライバーなら誰しも夢見るフェラーリか、それとも……

そして我らが角田。最後の最後までツキがありませんでした。まず、ルールにより定められた若手ドライバーテストのためフリー走行1回目を走れず。代役で走ったリンドブラッドに超絶激ムズマシンである「角田号」を乗りこなせるはずもなく、セッティングは決まらず。フリー走行2回目で乗った角田が「今季最悪」とか言っちゃう状態。それでも翌日、フリー走行3回目では劇的改善がみられてさすが相性の良いアブダビでは一味も二味も違う角田! 俺たちのツノダ!

と思ったら、最後の予選シミュレーションのために走り出した瞬間、ピットレーンでもらい事故。虎の子の新型パーツを破壊されてしまい、予選と決勝は旧型パーツで挑むことに。それでもQ1、Q2とノックアウトまで1000分の数秒というギリギリで通過する神ドライビングを魅せましたが、快進撃もそこまで。最終的なタイム差からすると新型パーツを使えていれば4位以内に入れたはず。それなのに、よりによってシート喪失前最後のレースでこれって。クソ(ピー)

もしも角田が4番グリッドからスタートしていたら、フェルスタッペンの逆転チャンプ確率は跳ね上がっていたでしょうね。

いやーでも。未だかつて、ここまで不運なドライバーっていたんですかね? もちろん事故で死んだとかは除いてですけど。思い返すと最初の4年間、アルファタウリ~レーシングブルズ時代は戦略担当のチョンボに続くチョンボ。あるスチュワードに目を付けられて明らかに不当なペナルティーを受けまくったなんてこともありました。それらによって失ったドライバーズポイントは合計100ポイントどころではありません。

それでもクサらず、地道に走り続けて迎えた5年目、ようやく昇格したトップチームはガタガタと音を立てて崩れゆく真っ最中。マトモに走る「2台目」を用意することすらできず。もしレーシングブルズのままだったら? 間違いなく今季のどこかで表彰台に立っていたでしょうし、来季のシートもあった可能性大……

……でも来年遅いしな、レッドブル(笑)

仮に「来年からレッドブル」だったとして、「角田応援目線」ではたぶん楽しめませんでした。遅いクルマで下位に沈む角田を応援することによるストレスを感じなくて良くなったと考えれば、それほど大きなダメージはなかったと言えなくもないかも? かも?? もちろんまぁ 日本人ドライバーがいなくなるのは寂しいですけどね。

F1ファンのみなさん、2025年もお疲れ様でした。また来年!

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